月別アーカイブ: 2013年9月

今井紀彰さんの展示がはじまりました。

こんにちは、今井紀彰です。「小豆島HISHIO 10円大仏の足」完成しました。

ぜひこまめギャラリーに足をお運びください。

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作品に付けたはなし

「小豆島HISHIO  10円大仏の足」(短い解説・お急ぎの方向け)

これは初期の仏教にあった仏足石と現代最強の偶像  ”お金”  が合体した  ”10円大仏”の足の指先です。こまめギャラリーの地下に横たわる巨大な”10円大仏”が目覚めました。足の指を、もぞもぞさせギャラリーの床を突き破って動きはじめました。これは、お金をおもちゃにする輩が創り出したデジタル・マネーに対するアナログ・マネーの反乱でもあります。

私はこれからは、ちゃんとお金を拝みます。

 

同じ話の長いバージョンはこちら

「小豆島HISHIO  10円大仏の足」(長い解説・お時間のある方向け)

これは初期の仏教にあった仏足石と現代最強の偶像  ”お金”  が合体した  ”10円大仏”の足です。

初期の仏教では偶像崇拝を禁じていたために仕方なく菩提樹をデザインしたものや仏陀の足跡を拝んでいたと言われています。偶像崇拝から宗教の堕落が始まるという仏陀の教えからのタブーを守りながらも拝む対象が欲しかったまじめな信者達のぎりぎりの妥協点が仏陀の足の裏を拝むという象徴的で美しい行為になりました。また現代に目を向けてみると”お金”が宗教を超え世界中の多くの人々の信仰を集める現代最強の偶像なのではないでしょうか。物物交換を便利にするために生まれたすばらしい発明もいつの間にか架空世界の巨大な怪物に変身してしまったように思えます。宗教と経済、人の生活を良くするために生み出された二つの世界はいつの間にかそれ自体が暴走し続けるモンスターになってしまった。

こまめギャラリーの地下深くに横たわる巨大な”10円大仏”が足の指をもぞもぞさせギャラリーの床を突き破って動きはじめました。”10円大仏”が目覚めたのです。

これは、お金をおもちゃにする輩が創り出したデジタル・マネーに対するアナログ・マネーの反乱であり、宗教に対する汎神的な信仰心の反乱でもあります。

私はこれからは、ちゃんとお金を拝みます。

 

今井紀彰

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「10円大仏の足」は10/6から東洋紡記念館に出現します。ぜひそちらもご覧下さい。

私はこれから一週間ほど島をうろうろしようと思います。よろしくお願いします。

水道橋サクセスの展示がはじまりました。

水道橋サクセスは、今年結成された20代のクリエーター4人組です。

今回は、メンバーを代表してグループのリーダ広瀬陽さんの金属繊維を使ったインスタレーション作品を展示しています。

広瀬2

—- 作品について—-

「見えないは無いのではなく在る。」という考えのもと、モノの在り方やヒトの認識についての作品を発表してきました。

融然と浮かぶ白色

金属と聞きどんなイメージを持つだろうか。冷たい、硬い、重い 、丈夫。そのようなイメージは金属を認知するのが日常生活内だからであろう。建築、自動車、ガードレール、電車。生活をおくる中でたくさんの金属が存在しているが、どれもがイメージされる印象に重なる。

製鉄所の作業員の方々に同じ質問をしたことがある。もちろん、冷たい、硬いといった意見もあったが、彼らは、柔らかい、危険、暖かい、熱いといった真逆の意見もあった。彼らは鉄を溶かし製材にする仕事を毎日行っている。1000度を裕に超える世界ととなり合わせの日常があるだ。 この事例から、私たちが現在感じているイメージ、感覚は私たちが存在可能な領域内に収まっていると言える。日常的な領域を逸脱した非日常的な領域の中には、新たな価値観や、物質性が溢れているだろう。

温度環境に限らず、様々な視点から領域外へのアプローチは可能である。その一つとして今回の展示作品は素材の質量からのアプローチを試みている。ミクロを徐々にマクロにしていく。髪の毛ほどの細さのアルミ線をくるくると巻く。巻いた線は絡まり合い一つの塊となる。塊は密集し視界を覆いはじめる。指先での行為が視界の全てとなった。

広瀬陽

水道橋サクセスは、この小豆島とのしょうアート化計画でデビューの予定でしたが、開催時期が早い群馬県中之条ビエンナーレが先となりました。彼らにとって2度目の町おこしアートはどんな作品になるのでしょうか。

リーダーの広瀬さんは、こまめギャラリーで「磁場」を展示した寺門さんと同級生で今年の春に多摩美術大学を卒業しました。寺門さんは10月20日から、広瀬さんは11月から東洋紡記念館で、土庄町で制作した作品を展示します。友人であり、ライバルでもある彼らの作品を是非見に来て下さい!

 

 

作業

こんばんは、現在土庄町に滞在中の寺門です。

今日は10月以降の展示の会場となる東洋紡績記念館にて作業をしました。

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作品の模型制作中の写真です。

半日東洋紡記念館で作業をしていたのですが、

その間お世話になっている地元の方が設置準備中の高橋さんの作品の様子を見に来たり、

展示の進行状況を覗きにきてくださったりして

今回のアート化計画に関心を寄せてくれている方が増えていることを感じることができました。

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写真は現在の東洋紡績記念館内部です。

部屋の真ん中にはここ数日で

大工の毛利さんの協力を受けて完成した記念館内部ギャラリーが建っています。

10月からは東洋紡績記念館の屋内で高橋理加さん渡辺光希さんの作品が展示されます。

作家自ら展示ギャラリーそのものをつくるというのも珍しいと思うので、

作品はもちろんですが今回の為につくられた記念館内のギャラリーにも注目してみて下さい。

寺門

ぐるっと一周

こんばんは、こまめギャラリーにて展示会期中の寺門大です。

今日は小豆島を車でぐるっと一周してきました。

土庄からスタートし

まるきん

マルキン醤油さんでしょうゆソフトクリームを食べたり

さかて

坂手港へ行ったり

いしきりば

石切場を見たり

オリーブ公園へ行ったり、温泉に入ったり、海を見たり山を見たり…

滞在5日目にして初めて観光らしい観光をすることができました。

なかでも石切場は迫力があり見応えがありました。

まだ小豆島の表層に触れているだけのようではありますが、

今日は単純に観光を楽しませてもらいました。

書きそびれてしまったのですが昨日はお世話になっている地元の方々と小豆島ラーメンHISHIOにて

晩ご飯をご一緒させていただきました。

今回のアート化計画は地元の方々に様々な形で協力していただいているのですが

直接お話することでアートプロジェクトに対して地元の方が

どのようなイメージや期待を抱いているのかということが少しわかったような気がします。

オリーブ牛、オリーブはまち、きのこラーメンなどなど食事も大変おいしかったです!

私事にはなりますがサプライズ的に自身の結婚も皆さんに祝っていただきました。

嬉しいやら恥ずかしいやらではありましたが

どこへ出向いても地元の皆さんが本当に暖かく迎えてくださるのでありがたい限りです。

場所だけでなく残りの滞在でさらに人との関わりも持つことができればと思います。

寺門

大雨の土庄町

こんばんは、こまめギャラリーにて作品展示中の寺門大です。

昨日は公開制作でしたので今日が展示初日でした。

あいにくのお天気にも関わらず連休の効果もあってか

初日から多くの方に作品を観て頂くことができました。

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昨日の記事で作品の写真を掲載していただきましたが、

今回の作品は磁力を利用した初めての試みでした。

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浮いた磁石やガラスを熱心に鑑賞してもらっている様子です。

見に来て下さった方と直接お話ができ新鮮な気持ちで作品を眺めることができたように思います。

2日目の滞在ですが多くの地元の方に支援していただいていることを改めて実感し気持ちが引き締まりました。

今週は土庄に滞在予定なのでじっくり島の生活を味わいたいと思います。

寺門

寺門大さんの展示がはじまりました。

komame-terakado19月14日から20日まで、こまめギャラリーにて寺門大さんの作品タイトル「磁場」を展示します。

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ギャラリーという場は白を基調としたフラットな空間でありながら、その一方で日常とは壁を隔てた特異な空間でもあります。これは作品の展示を前提とする部屋という機能によるところですが、このギャラリー「こまめ」もその例外ではありません。無個性を目指した展示空間とその中の作品と鑑賞者という単純な構造や、中を覗くことのできる大きな窓はちょうど理科の実験室を思い起こせられました。今回その実験室というキーワードをスタート地点とし磁力を利用して視覚ではとらえることのできない「間」の空間の存在を現そうとしました。互いの磁力により浮かぶ磁石は周囲の微かな動きに反応し震え鑑賞者とその作品が一続きの空間にあることを認識するきっかけをつくり、また磁石同士の引き合う様によって視覚でとらえることのできない力の存在の提示します。

寺門大

 秋には、寺門大さんが小豆島で制作した作品を東洋紡記念館の屋外で展示します。

今回私は土庄町を舞台に島の自然をモチーフとしたオブジェを連作として制作していきたいと考えています。

これまで小豆島を訪れた回数は数えるほどですが、生活と自然が隣り合って存在している島独特の環境が印象に残っています。
島を歩く中で、海や山といった豊かな自然環境がごく当たり前に存在していること自体が、人々の生活や、心という明確に目では見ることのできないようなところへも影響を及ぼしているのではないだろうかと想像させられました。
そして、その場所や環境であるからこそ形成された人々の生活や心といったものと同様に他ではない特定の場所で展開される作品というのはそこでしか生まれ得ないものであってほしいと考えさせられました。
土庄町アート化計画のなかで、私は、土庄町・小豆島にとっての当たり前の存在となっている自然を含めた島の魅力というものを改めて認識するきっかけとなるような、そして、町なかに展示される作品としての違和感を抱えながらも島の風景となりえるようなオブジェの制作を行おうと考えています。
最初の展示になる東洋紡記念館屋外では布を用い島を巡る風をモチーフとした立体作品を予定しています。

作品で制作する布素材は、タカラ繊維株式会社様のご協力を頂いています。

福本浩子さんの展示がはじまりました

9月7日より福本浩子さんの展示がはじました。今回は、こまめギャラリー初の公開制作です。

作品タイトルは、[BIBLIOTECA − 図書館 ]

ホルヘ=ルイス=ボルヘスの「バベルの図書館」という短編小説の中では、図書館は、世界の比喩であるとともに、すべての「情報」を内包した、知の総体としてとらえられている。つまり、図書館は単に書物閲覧のための機能的な場所というだけではなく、 「知」そのものを象徴する「場」であるともいえる。

近年は情報化社会であると言われるが、はるかそれ以前から、おそらく人類が社会的な 活動を始めた頃から、人間は「情報」を必要とし、それを発展させるために工夫をし、さまざまな試みを続けてきた。

無形の情報が、伝達され、流通され、人同志のコミュニケーションが可能なものとなる には、紙・粘土板・羊皮紙・モニター・端末器などといった現実の物体、「もの」の介在が 不可欠である。

普段、本や雑誌・新聞などを読むとき、媒体が「紙」であることを特に意識することなく「情報」を読み取っているが、ここで「素材」である紙の特性を生かして、新たな意味を持った形に加工することで、「情報媒体」の持つ力、別の側面に気づき得ると考える。

紙の上に書かれた文字や図版と、紙のものとしての特性との関係は、「情報」と「素材」 との関係を、最も明確に表現できるものではないだろうか。

情報が集まり、分類され、保管され、展示され、閲覧される「図書館」は、この観点から、「情報の場」であるといえる。私は情報と素材との関係を体現する「場」として、図書館を表現したいと考えた。

 福本浩子

制作風景

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