月別アーカイブ: 2014年9月

9月20日(土)は、3万4000人のキャンドルナイトin 小豆島

富丘八幡神社で開催の「3万4000人のキャンドルナイトin 小豆島」にアート化計画も参加します 東洋紡績記念館に展示中の伊丹裕さんのストーンヘンジ「0磁場」がキャンドルナイト•バージョンとして移動展示。

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地球の中心の周波数7.38Hzと灯りのコラボレーション作品に変化します。

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キャンドルナイトは、小豆島八十八カ所霊場で使い終わって廃棄されるロウソクで作った灯りで島の各地で受け継がれて来た伝統文化を浮かび上がらせて、小豆島の新しい”灯りの芸術”として、島内外の人たちや未来を担う子供たちのその美しさを伝え残していく活動です。

IMAG0404 みんなでロウソクをつくり

sDSC_4023 みんなで灯りをともします

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富丘八幡宮神社は、「日本書記」に登場する応神天皇が宿泊したと伝えられている場所

八幡神社2 富丘八幡神社への入口の階段を昇ると

八幡神社1 お祭りを鑑賞する段々畑のような桟敷席があり

富丘八幡3 参拝道からは、小豆島の名前の由来になった

富丘八幡4 あずき島が見え、海からの風が気持いいです

26年度企画書 普段の夜は真っ暗な富岡八幡神社を灯りで飾る

img-0920-candlenight 今年は、これまでにないスケールで開催

キャンドルの点灯は17:30。当日はキャンドルのデザインカップや、富丘通りを飾っている「願い事ひとつ」のチラシ雛を作ったりできるコーナーもあり、20:30まで楽しめます。

雨にならないように、てるてる坊主をつくって待っていてね!

 

 

 

 

 

 

 

小豆島土庄町淵崎リズム採集

9月14、15日に開催した来島友幸さんによる「小豆島土庄町淵崎リズム採集」の風景を紹介します

リズムHP クリックすると大きくなります

一日目は、「リズム計り器」をもって淵崎の路地でリズムを採集

20140914_05 手のひらサイズの「リズム計り器」

20140914_01 一つ目のリズム採集は、自治会館側の路地で

20140914_02 二つ目は、伝法川の側で

20140914_03 ちょっと慣れて余裕が出てきて

20140914_04 三つ目は「止まれ」が4っもある路地で

20140914_06 リズムと一緒に心拍数も計ります

二日目は、地主神社で「リズム採集」

20140915_01 坂の途中で「リズム採集」の練習

20140915_02 自分の気持いいリズムを探します

20140915_04 地主神社で「リズム採集」

20140915_05 楽しくまじめに

20140915_06 音を探す子供たち

20140915_03 見つけた音を記録

夏のような日差しで、たくさんの子供たちが参加してまるで夏休みのような雰囲気でした。採集した音の記録を2つ作り、ひとつは参加者に渡して、もうひとつは来島さんの標本として日本中のたくさんの人のリズム中に土庄町のリズムが追加されました。

File01 File02  クリックするとFile03 File04 大きくなります

『人のリズムを計る。なぜ計るのか ? 明確な答えはないかもしれません。ただひとつには見ることのできないもの、ヒトの持つ時間感覚をリズムというカタチで見てみたい。無意識を意識してみたいという欲求からです。 別に難しいことはなにもありません。同じ1分でもその場所やそのときの身体の状態でながーく感じたりしませ んか。どきどき、わくわく、はらはら、ぼーっと、ぼーっと、、、変わります。ヒトの感じる時間はゴムのよう に伸びたり縮んだりアバウトに変わります。アバウトに変わるヒトの時間感覚をアバウトに計ろうとする試みです。ある場所の、ある時の、あるヒトのリズムの採集』

 

 

 

 

小豆島土庄町淵崎リズム採集ワークショップを開催します!

秋の展示も2週目に入りました。今週末の旧三木医院の開館は、9/13(土)14(日)15(月)の三日間です。

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そして、9/14(日)15(月)の13:30から15:00で来島友幸さんの「小豆島土庄町淵崎リズム採集ワークショップ」を開催。集合場所は旧三木医院前の赤穂屋自治会館で当日は12:00から開いてます

リズム 画面をクリックすると大きくなります

手のひらサイズのリズムを作る道具(リズム計り器)を使うサウンドアートのワークショップです。サウンドアートは聞き慣れない言葉ですが、是非この機会にみなさん参加してくださいね。

リズム計り器を持って街を散策する約1時間のワークショップで、自分だけのリズムを探してみてねハマると面白いですよ!

リズム計り器 来島さん制作のリズムを作る道具「リズム計り器」

アート化計画開催期間中に富丘通りを飾っているチラシ雛は、赤穂屋自治会の方が高橋理加さんと一緒に制作し、随所に町のみなさんのアイデアが反映されて、とってもイイ感じです。道路拡張工事でなくなるこの風景は、今だけのもの。リズム計り器を手にして、目と耳でアートのある町並みを楽しんで。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 街を飾るチラシ雛は、日々増殖中。IMG_0095 さすがです。

IMG_0615 チラシ雛に願掛けをして、飾ってください。

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富丘通りから歩いて3分の東洋紡績記念館の屋外では、土庄町婦人会と安田敦子さんで制作した「ある風景」を展示しています。風の吹いている日がオススメです。

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総勢92名の婦人会の方が作品制作に携わりました。

「ある風景」土庄町婦人会 画面をクリックすると大きくなります。

IMG_0589 風車を組み立て

IMG_0661   43番目のメルセンヌ素数の順番にならべ

IMG_0662 最後に記念写真

IMG_0582 旧戸形小学校の作品鑑賞の合間に子供たちや

IMG_0580 土庄中学の英語の先生も制作のお手伝い

たくさんの人が関わった作品です。

 

 

 

 

 

 

秋の展示が始まりました!

8月の旧戸形小学校での展示は終わりましたが、9月からは淵崎の富丘通りと東洋紡績記念館で新しい展示が始まりました。

秋は、土庄町のみなさんと作家が一緒に制作した作品をメインに、商店街、病院、八幡神社など様々な場所で作品を展示しています。

アート@東洋紡績記念館では、土庄町婦人会の皆さんが中心になって安田敦子さんと制作した「ある風景」と羽場文彦さんの「虚構の中にあるもの」を展示しています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 1,815個の風車が回る「ある風景」

「ある風景」
この作品は、2013年の瀬戸内国際芸術祭に島に訪れた観光客が残したペットボトルで作る「ゴミを
貸してください – rubbish foots print project」のアート作品の第2段です。「リサイクル可能な状態でアートを作る」ルールに従って土庄町婦人会を中心とした町のみなさんと一緒に作りました。
作品タイトルに使用している風景の「景」には「ひかり」という意味があり「ある風景」には、ふたつの意味を込めています。
そのひとつは、土庄町のみなさんと制作するために共有した時間。
不揃いなカタチや色んな方向を向いている風車ですが、風が吹くと一生懸命に回り、鮮やかな色の環が現れます。それは、風車作りを通じて見える町の風景と似ています。
もうひとつは、空中に絵を描く風景「Chance Painting」風によって現れる色を和を観る空中絵画です。風によって現れる、その一瞬だけを楽しむ風景です。
この風車の真ん中は、暗闇でひかります。
残念ながら、この展示場所は暗闇にならないのですが、丑三つ時あたりに作品紹介の下の箱に
入っているブラックライトを使って作品を鑑賞して下さい。このライトは、絵を描く筆のようなもので、ひかりを風車にあてることで、別の風景が現れます。
時間も、風や光が描く風景も一瞬だけのものですが、
それが「記憶」として心の中に残してもらえたらこの作品は幸せモノです。
この作品は9月25日までの展示となり、作品は解体•リサイクル処理して、次の作品の素材に変わります。
*9,152,052の数字からなる現時点で世界最大と確認されている43番目のメルセンヌ素数の0から9の数字を色に変換してつくる作品は、2006年よりRPG painting(ロールプレイングゲーム絵画ーその時代や場所に応じて変容する絵画ー)としてヨーロッパで「almost  infinity」「God does not play dice」を制作。今回は日本の小豆島で「ある風景」という作品になりました。
風車の色は、43番目のメルセンヌ素数の90,721から92,536の色です。
これからもこの作品は、海の向こうの国で RPG painting として世界中と繋がっていきます。
安田敦子
東洋紡績記念館内のホワイトキューブの内側では、羽場文彦さんの陶器タイルの作品を展示。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「虚構の中にあるもの」
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「虚構の中にあるもの」
写真という現実をそのまま平面に再現する。
機械的な技術と、半永久的な素材であるやきものを使って作品を作っています。
今回は、写真を反転させて組み合わせたパターンを小さなやきものの作品に焼き付けたものと
それを取り囲む空間に紙で再現したものを対比させています。
真実と虚構の境目を作品に中にみていただきたいと思います。
羽場文彦
作品のタイルに写真プリントされているのは、蚤です。
私たち人間の目線でみる蚤は小さな虫でしかありませんが、顕微鏡や観るなど眼差しを変えると
蚤も不思議な美しさや別の世界を見せてくれます。
パワーストーン2013「ストーンヘンジ「0磁場」プロジェクト」
東洋紡績記念館屋内ホワイトキューブでの伊丹裕さんの展示は終了しましたが、屋外にある桜の木の下に「0磁場」ストーンヘンジを引き続き展示しています。
このストーンヘンジは、キャンドルナイトとのコラボレーション作品として、9月20日に富丘八幡神社に移動して石と灯りの作品にバーションアップして展示します。
アート@富丘通りでは、赤穂屋自治会を中心とした土庄町のみなさんと高橋理加さんが制作した「願い事ひとつ」のチラシ雛が通りを飾っています。
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富丘通りを飾るチラシや包装紙で作ったお雛様には、願い事を書いた「願い雛」が入っています
お散歩の合間に願い雛を探してみてください。
みなさんもお雛様を作って、願掛けして飾って下さいね。
増殖大歓迎です!
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富丘通りの赤穂屋自治館前にある旧三木医院では、アート@旧三木医院として高橋理加さん、恒星さん、福島佳奈さんの作品を展示しています。
50年以上前に閉院したこの由緒ある病院では、アート作品だけでなく、当時の三木医院の歴史も紹介しています。
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入口の土間では恒星さんの180cmの木版画。

『「PRE NARASARE」「NARASARE」仁王様の対の作品では、西洋医学が中心になってしまった日本の医療へのアイロニーとして、最後の門番と してそこに立って頂きました。人々が無病息災を祈ること、生老病死の四苦、西洋や東洋、国や地域、大陸と島々、様々な環境・風土・習慣の中で異なる生死観、、、。』

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正面の部屋は、待合室で左の窓から処方箋を渡していたそうです。
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その向かいには三木医院からインスピレーションを受けて制作した版画を展示。
『対となる「MIKI ZERO」「MIKI ONE」では、この三木医院での自然と人との繋がり、生命の輪廻、光と闇、宇宙、○・円・縁、、、。同じであるが違って観える錯覚を用いて和紙を支持体に日本 の風土を意識し制作した作品です。』
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奥のガラスには三木医院の素描が飾られていて、庭の緑が色を添えています。
『実際に観て感じた旧三木医院の情景を半透明なトーレーシングペーパー8枚に鉛筆で描いた「MIKI8Drawings Of Remembrance」では、人とモノ、記憶と忘却、生命と物質。そうした根本的 題材を至ってシンプルに描くことで、観ることと、感じること、そうした行為の繰り返しの中から、その場に棲む何かを、旧三木医院の関 わった人たちの眼差しをガラス越しに追体験するかのように、中庭の光と共にガラスに直接貼って展示した作品です。』

「MIKI  ~ZERO-ONE-RINNE~ (三木 ~零‐壱‐輪廻~)」

旧三木医院を実際に見学させて頂き、その場所、空気を感じ制作した新作「MIKI ZERO」「MIKI ONE」「MIKI 8Drawings Of Remembrance」の10点と、昨年東洋紡績記念館で展示した「PRE NARASARE」「NARASARE」仁王様をテーマにした作品を正面入口入った両脇に展示致します。計12点で「MIKI  ~ZERO-ONE-RINNE~(三木 ~零‐壱‐輪廻~)」というタイトル としました。

小さい時分、時たま熱を出して町の医院に行ったのを思い出す。その独特の匂いとガラス戸の重い出入り口。 老先生の仏像のような細い目に言葉少なで、やさしい言葉遣い。看護師はテキパキ過ぎず、一般の人とどことなく雰囲気が違う振る舞いと所作。帰りにもらう青い印字の簡素な薬の袋。その苦い薬の味と、医院の匂いは今でも脳裏に焼き付いている。

何だか妙な世界に来たような、身近な異空間であったようにおもう。そして大人になり、その医院も老先生 の代を最後に閉じてしまった。

「死ぬのはいつも他人ばかり」と何処かの芸術家は言ったが、自分の死は自分は知ることが出来ないのだろう か?生きていることについて、わたしは何を感じ、考え、知覚したのだろうか。二元論や虚無主義に留まらず、人類の歴史の中で、時 代・民族・宗教・文化などから多様な死生観があるなかで、この現代の複雑に絡み合った問題をみていると、改めてもう一度、様々な角度 から生死について私たちは、真剣に向きあわなければならない分岐点にきていると思っている。

時折、小さい子供は偉大な詩人であり画家だ。さらりと本質を突いた言葉や鮮やかな光を放つ。そんな言葉や 絵たちと出会うとき、如何に感覚を開いた状態でいかなる物事についても向き合うことの大事さに気づかされる。

わたしの10代からの制作の テーマの中に、生命の差異というものがある。今一度わたしも感覚を出来るだけ開いた状態で制作をしてみたいと今思っている。

小豆島への関わり中でさらに自己の中で強く感じていることは、生きることと芸術していることが、いつの日か区別なく融和した世界が体感出来るような作品をつくってみたいと夢想しているところである。

恒星

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入口左側の部屋に展示している福島佳奈さんの「Missing Trace」

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「Missing Trace」福島佳奈

メール、インターネット、ソーシャルメディア…とても身近になったツー ルを日常的に用い、それはとても簡単に、便利に、効率よく、いろいろな事を伝え、知る事ができる時代になった。 忘れがちだけど、クリックだけで、商品がインターネットから届くのではな いのだ、そこに道を走り、物を運ぶ”人”がいるから、手元に商品が届く。 情報に溢れ、なんだか人はどんどん感覚が鈍くなっている気がしてならない。ほこりを被った診察用の道具や沢山の書物、穴の開いた床。この場所で刻ま れた過去の時。 今、住む人がいなくなった後も、中庭には鬱蒼と草木が生い茂っていた。

祖父母から、父母から、私たちへ。命を伝え繋いでいる、ずっと昔から。

この診療所に訪れ、海を渡る船の中で、”伝える”という事を考え直した。

入口右側には、昭和初期以前より使用されていた医療道具や薬、書籍など貴重な資料を展示して町の小さな博物館になっています。

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その奥にある昔の診察室には、高橋理加さんの「臨」を展示しています。

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「臨」

江戸時代の蘭方医から連なる医師の家系である三木家。昭和初期まで使われていた三木病院。

この場所では、きっと何百という「生」と「死」のドラマが繰り返されて来たことだろう。三木氏の御先祖が医師を始めた時代では、病院で生まれて病院で亡くなるという事は、当たり前では無かった。しかし近年我々の「生」と「死」を取り巻く環境は激変した。特に私たちの「死」を取り巻く環境は複雑になった。ベッドの上で、身体中にチューブをつながれて、最期の瞬間を迎えるまで機械に生かされている。実父を看取る時にその様子に違和感を覚えた。親族として一分一秒でも長その命を繋ぎ止めたいという思いがある一方、こんなチューブ、全て抜き去って楽にしてあげたい。そんな気持ちが交錯する。「死」に臨む当人の意思を聞けない以上、そこに正解は無い。

作品は、そんな経験から「死」について考えたものである。思いに正解が無い様に、この作品の意味するところにも正解は無い。古き良き時代の面影を色濃く残す病院で、見る人それぞれの「臨」む時に思いを馳せていただく。それが、我々の明日からの「生」を考えることにもなるのではないだろうか。

高橋理加

旧三木医院は、9月の土、日、祝日09:00-17:00の限定開館です。