とのしょうアート化計画 TONOSHOW
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小豆島とのしょうアート化計画とは・・・1
─歴史と文化・アートの町とのしょうまちづくりの基本理念よりー

小豆島とのしょうアート化計画は、「歴史と文化・アートの町とのしょう」の地域住民とアーティストの協働による町づくりプロジェクトです。瀬戸内国際芸術祭の精神を引き継ぎながら、町の人たちが、島の豊かな自然と風土・文化をアーティストと一緒にその魅力を再発見して、アートをきっかけに土庄町の未来像を探すプロジェクトです。

土庄風景

 少子高齢化は、日本中の市町村の共通する課題です。土庄町も同様に2015年には、4つの学校が統合となります。三年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭により、島にはたくさんの人が訪れています。また、価値観の多様化により、都会から島に移住する人達も増えています。

 このプロジェクトは、 瀬戸内国際芸術祭2013年の終了後から、継続的に住民とアーティストがひとつになって地域に根ざしたアート活動・制作を行い、島の風土と新しい文化が交わる事で、眠っている島の魅力を引きだし、次世代に繋がる町づくりを目指します。

土庄風景

小豆島とのしょうアート化計画とは・・・2

表紙の「マルト」は、小豆島とのしょうアート化計画に賛同し、ご協力を頂いているグラフィックデザイナーで京都造形芸術大学名誉教授/日本文化芸術財団理事の久谷政樹氏がデザインしたロゴです。家紋のようなデザインは「歴史と文化」を、「ト」は、土庄町とアートを表しています。

 TONOSHOWは造語で、町名のTONOSHOと、英語で展覧会や見せるを意味するSHOWを組み合わせて「見てもらいたくなるような町」になるようにとの想いをこめています。

 さらに、 デザインしたポスターが国内外の美術館にパーマネントコレクションされている久谷氏による土庄町各地区のポスター制作も企画中です。
 もしかしたら、世界初かも...。

ロゴマーク

小豆島とのしょうアート化計画は、小豆島八十八カ所霊場・エンジェルロード・星ヶ城の森や重岩などの観光地だけでなく、かつて日本一美しい小学校と言われた旧戸形小学校や、土庄町にある各地区をテーマにしたアートを展開します。今回の参加したアーティストだけでなく、小豆島で作品を制作したい様々な作家と町の人たちと「GIVE and TAKE−持ちつ持たれつ」の関係で一緒につくることが出来る、長いお付き合いのプロジェクトを目指します。

土庄風景

小豆島とのしょうアート化計画とは・・・3

「なぜ、町づくりにアートが必要なのか?」
これは、たくさんの人が感じる疑問です。
そんな疑問に答えるために、 小豆島とのしょうアート化計画の準備委員会をつくりました。この計画の特徴は、島や町をテーマにアートを制作したい人と、それをきっかけに町や地域をより良くしたい人の出会いから始まるアーティストと町の継続的な「GIVE and TAKE−持ちつ持たれつ」の関係です。

土庄風景

 まずは、この計画の意義を町の皆さんに知ってもらうために、小豆島に魅せられて計画に賛同した14組のアーティストが、7月20日から12月20日までの五ヶ月間に、こまめギャラリー、東洋紡記念館、オリーブポートとのしょう(土庄港)で作品を展示します。

 7月20日から10月25日まで、14組のアーティストたちが、町の皆さんへの自己紹介として、週代わりで こまめギャラリーにて個展を行います。その後、夏の間に町で制作した作品を、東洋紡記念館とオリーブポートとのしょう(土庄港)で発表します。

 それぞれの展示会場では、作品展示だけでなく、各アーティストがこれから小豆島で制作したい作品の計画や取り組みなども併せて公開します。是非ご鑑賞頂き、みなさんの声を聞かせて下さい。
 アンケートは、展示会場だけでなくHPや e-mail でも受けつけています。みなさんのご意見・ご感想をもとにして、今後の計画について更なる検討をしたいと思います。

 この計画が目指すのは、今の離島ブームを一過性の流行と受け止めず、チャンスと位置づけさらなる盛り上がりを作っていきたいと考えています。それが、「歴史と文化・アートの町とのしょう」のコピーにふさわしい町づくりです。

土庄風景

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アート東洋紡記念館

昭和8年に、芸術と生活の調和を唱えた井上文八郎により、広大な塩田が紡績工場となり、平成15 年に閉鎖されるまで県外から多くの人が働いていました。今は、オリーブタウンとして消費化社会を象徴するこの場所に、戦争や高度経済成長の跡が残る東洋紡記念館があります。紡績業が盛んな時代は、定時制高校の授業が女工さんのシフトに合わせた時間で行われていたり、産業と教育が結びついていました。

土庄風景

時代の流れによって、変わってゆく歴史。
そこにあったひとりひとりの物語。

女工さんの多くは、小豆島で家庭を築き、今も暮らしている人たちがたくさんいます。そんな消え行く物語を紡ぐ小林雅子さんの作品をはじめ、この夏に小豆島で制作した作品が、秋から東洋紡記念館にお目見えします。

屋内作品─高橋理加、羽場文彦、渡辺光希、水道橋サクセス、恒星+福島佳奈、小林雅子    
屋外作品─山之内理枝、今井紀彰、伊丹裕、寺門大、安田敦子。

土庄風景

各作品の詳細は、夏のこまめギャラリーでのアーティストの展覧会やこのHPで紹介します。

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アートオリーブポートとのしょう(土庄港)

北緯34度30分49秒東経134度17分8秒の座標にあり、 江戸時代 より大阪以西における海上交通の要所として、様々な文化が交流した面積 153.30km²の小豆島。

土庄風景古くから西日本の交通の要所として栄え、日本各地から様々な文化が行き交いました。また、ヨーロッパの地中海からきたオリーブは小豆島のシンボルとなり、島に七つある港の中で土庄港は、オリーブポートとのしょうと呼ばれる島の表玄関です。

 小豆島出身の画家の作品が展示されているフェリーターミナルの2階に、この秋から小豆島とのしょうアート化計画の作品が順次展示されます。

 福本浩子さんは、「図書館」をイメージさせるような空間を作り、情報とモノとの関わりを表現します。情報化社会と言われるはるか昔から、人間は「情報」を必要とし、それを発展させるために様々な試みをしてきました。その作品を透かして見える港の風景によって、「空間」もまた情報を持つものであることを明らかにしたいと思います。

 城戸みゆきさんは、夏の小豆島に滞在して、見て感じた風景を紙の家に封じ込め、レンズ越しに中の風景を覗く装置をつくります。誰かの視線を通して見た風景を覗き込むという行為から、それを作った作家の視点と覗き込む人の視点、更に現実の世界が重なりあう、まだ誰も見たことのない風景が立ち上がります。

 山形忠正さんは、小豆島から地球・共生の世界を考えるーアニマルサミットーを開催します。自由な発想で、島の住人や訪れる人と一緒に小豆島アニマルフラッグをつくり、新たな視点で島と世界の関係を発見・発信します。

土庄風景

オリーブポートとのしょう 土庄町商工観光課
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